研究用試薬

がん免疫(テトラマー試薬)

MHCテトラマーとは、がん細胞やウイルス感染細胞を排除する免疫担当細胞を特異的に検出する試薬です。
当社は15年以上にわたり、MHCテトラマー試薬を開発、製造し、グローバルに販売してきました。研究者の要望に応じてカスタムテトラマ―試薬の製造も受託しています。
今後もこの分野に注力し、特にがん免疫療法における免疫モニタリング試薬やコンパニオン診断薬などの製品開発を通じて、個別化医療の更なる発展に貢献していきます。

がん免疫療法とは

がん治療には、外科的療法、放射線療法、化学療法がありますが、近年新たに「がん免疫療法」が注目を浴びています。がん免疫療法とはヒトが本来持つ免疫のはたらきを利用してがんと闘う治療法です。我々の身体をパトロールしている免疫担当細胞、とくにT細胞はがん細胞を直接攻撃することができ、免疫システムの要です。近年ではこのT細胞の攻撃力を回復させることを目的として、PD-1/PD-L1をはじめとする「免疫チェックポイント」を標的とした創薬が注目されています。また患者さんのT細胞を人工的に強化したCAR-T細胞を用いた治療法も実用化に向けて臨床開発が進んでいます。

MHCテトラマー試薬のご紹介

抗体・ツール

当社のコア技術である抗体作製技術を使って、研究機関や製薬企業の研究に役立つ抗体やキットを開発しています。当社の高品質な抗体・キットは分子(細胞)生物学分野の多くの研究者から長年にわたって高い評価を得ており、基礎研究から臨床研究まで幅広くサポートしています。

抗体・ツールのご紹介

蛍光タンパク関連試薬

当社ではユニークな蛍光タンパク質関連技術・製品を取り揃えています。創薬の重要なターゲットの一つである細胞内のタンパク質間相互作用を可視化する独自の基盤技術 “Fluoppi” をはじめ、多くの関連技術が創薬支援ツールとして世界各国の製薬企業や研究機関で利用されています。

蛍光タンパク質試薬のご紹介